Baron Lauroの枯淡なる日常

大田区在住・自称貴族の備忘録

トラックボール掃除のための手引き書

トラックボールのマウスを使うようになって1年ほど経つ。

 

初めは使いづらかったが、慣れれば手が疲れない。暇な会議のときもずっとぐるぐるして遊べるところも良いところだ。授業中にシャープペンを回していたころから進歩がない。

ところが、最近になって思うように動かないことが増えてきた。気になる表面の汚れはその都度とっていたが、トラックボールにほこりのような物が溜まってとれていない。これが原因な気がする。まだ1年くらいしか経っていないのだから壊れていたら困る。

マウスの裏にねじがあった。手持ちのドライバーで外そうとしたが、うまくできなかった。

仕方がないので、紙をトラックボールの隙間に挟んで掃除することにした。ようやくほこりが取れた。しかも想定以上に。ちょっと引くくらい。うわ、こんなに汚れていたんだ、と思った。

それでもマウスは動かない。どうやら紙を使ったことで、逆に一部のほこりが奥に入りこんでしまったようだ。困った。もうどうしようもない。このボールを外したいのに。

そこで、私は検索することにした。私はなんでもかんでも検索するのだ。すると、すぐに対処法が見つかった。

トラックボールはマウスの裏面の穴から指で押せばいい、と書いてある。

まさか、思いもよらなかった。指で押す?そんな馬鹿な。。。はは、え、本当に?

ええ、はい、押したら取れました。簡単に。

嘘みたいだ。こんなことがあって良いのか。

小一時間、紙を挟んで汚れと格闘した自分が許せない。

さっさと検索していればあんな苦労はしないですんだ。汚れを押し込むこともなかった。ドライバーを使うこともなかった。

そして、私はふたたび汚れと対峙することになった。うっ。。

まあしかし、だ。この汚れさえ取ればそれで良いのだ。

ボールを外したマウスは掃除しやすい。掃除はすぐに終わった。

もう一度ボールをはめて動かしてみる。動いた!

これで安心した。

これからも私はトラックボールをぐるぐるして遊ぶことができる。さらには、トラックボールを指で押して外すという遊びも増えたのだ。やったね。

ティーポット・マイスターの修行時代

お茶にはまったのは、台湾に行ってからだったように思う。台湾旅行のおみやげを買うために台湾でお茶屋さんに行き、花の開くジャスミンティーや各種お茶類を買った。

家族に向けても買って帰ったので自分でも飲んだ。それまで私はジャスミン茶をペットボトルでしか飲んだことがなく、それまではなんだか色も味も薄いお茶としか思っていなかった。しかし、茶葉で飲んだジャスミン茶は非常においしく、それ以来、ジャスミン茶、中国茶ハーブティーが好きになったのだった。そして、自然な流れとして、紅茶も好きになった。

ハーブティージャスミン茶を飲むと、なんだか体調が整う気がする。気のせいかも知れないが。紅茶を飲むのはいわゆるFIKAのタイミングだ。あまり紅茶単体では飲まない。基本的に砂糖やミルクは入れない。珈琲も飲まないわけではないが、淹れるのが億劫で家ではあまり飲まない。

そんな私が自分で持っているティーポットは2つしかなかった。実家に居たころは勝手に実家のティーポットを使っていて、買う必要性があまりなかったからだ。

ひとつは、エンハーブで買った一人分だけお茶が淹れられるティーカップ型のもの。

www.enherb.jp

けっこう便利なのだが、酷使しすぎてフィルター部分が壊れそうになってきた。

まあ、ストレイテナーをもうひとつ買えばいいのだが、これは一人分なので複数人分のお茶を淹れたいときに困る。

もう一つ持っているのは、茶こし部分がないティーポットだ。

これはもうどこで買ったかもはや覚えていない。茶こしが不要なハーブティー(台湾のジャスミンティーなど)や、パックで淹れるときに使っていた。

 

ステイホーム。その期間、私はこのふたつのティーポットで延々とお茶を飲み続けた。しかし、もっとこう。茶葉を入れやすくて、量もたくさん入るポットが欲しい!!

 

最初の候補はこちら。キントーのUITEA ワンタッチティーポット。

 

 

 茶こしがなく、ポットの底に茶葉をそのままいれて、蓋で濾す形式。

なるほど。ハーブティーには良さそうだし、デザインが良い。

ただ、私は茶葉を取り出して途中で濃くなりすぎないように調整がしたい。

 

そこで次に気に入ったのがこれ。キントーのCARAT。

 

KINTO (キントー) CARAT ティーポット 850ml 21681

KINTO (キントー) CARAT ティーポット 850ml 21681

  • 発売日: 2012/12/05
  • メディア: ホーム&キッチン
 

 

もうこれにしようかなーと思ってアマゾンのレビューを見ていたところ、こぼれる、などといった不安になるレビューがあった。

うーん…。デザインは好きなのに…。

 

そこで、ハリオなど他メーカーも探してみたけれど、どうにもこれ!という気持ちにならなかった。決め手に欠ける。。

そもそも、ガラスのポットが良いなと思ったのは、普段使いによいのと、お茶の濃さを見られるからだ。

やはりデザインはKintoが好きだなと思ってみているとこんなポットも見つけた。ユニマグ。

 

 

これもとても良いデザインだと思うが、茶葉が出てしまうというレビューもある。私はレビューに左右されすぎだろうか。でも気になってしまう。。

 

どうにかKINTOのなかでいい物はないか、と思ってみていると、GLOBOを発見した。

 

KINTO (キントー)  GLOBO ティーポット 730ml 26820

KINTO (キントー) GLOBO ティーポット 730ml 26820

  • メディア: ホーム&キッチン
 

 

なぜかレビューが少ないが、この商品が一番私の求める条件を満たしていた。ガラス。ストレイテナーを取り出せる。量が入る。デザインが気に入る。茶葉が出ない。注ぐときに漏れにくい構造。最後の二つは本来すべてのポットで満たされているべき条件に思うが。苦労した。デザインと機能性を兼ね備えるのは難しいことなのだろう。涙とともにティーポットを探した者でなければ、人生の本当の味はわからない。

 

そういったわけでようやく私はティーポットを買うことができた!

悩んだ甲斐があった、という商品であることを祈っている。まだ届いていないけど、楽しみです☆という何の役にも立たないレビューみたいな感想ですみませんが、届いていないのだから仕方がない。

 

ま、そのあと、色々見ていたら南部鉄器もいいなーと思ってしまい、うっかり買いそうになってしまったが、あやうく本当に本当に買いそうだったが、まあ、南部鉄器はまだすぐにはいらないかなという気になってきたので、今回は買っていない。

ちなみに、こちらの記事で言及されているポットだ。

monarome.info

 なぜ私が冷静になれたかと言うと、もともとティーポットの種類の中では、南部鉄器よりも、もっと洋風のザ・ティーポット!といった雰囲気のものが欲しかったからだ。南部鉄器を買うよりも、そっちのほうがずっと前から憧れていて欲しかったからだ。

ロイヤルコペンハーゲンとか、リチャードジノリみたいなイメージの洋食器。

え、どっちも買ったらいい?

ま、たしかに、ちょっと役割が違うし、両方買ってもいいかもしれないですね。

 

…。

 

危ない、どっちも買いそうになった。

とりあえず、いまはKINTOのGLOBOが届くのを楽しみに待っているところだ。南部鉄器は、買っていない。一応。まだ。今のところ。

 

買ってないですよ!

ハマスホイの兄弟

ケーラーの花瓶「ハマスホイ」を手に入れた。

www.scandex.jp

上記サイトの表記としては、「ハンマースホイ」となっているが、あえてここでは「ハマスホイ」表記とさせてもらいたい。

ハマスホイといえば、画家のヴィルヘルム・ハマスホイが思い浮かぶ。花瓶の名前はあの画家と関係しているのだろうか。

ja.wikipedia.org

なお、最新の展覧会(東京都美術館などに巡回)では「ハンマースホイ」ではなく「ハマスホイ」表記となっているため、ハマスホイ表記に統一したい。

wikipediaも直ってない。日本では「ハンマースホイ」呼びが定着してしまったのだろうか。しかし、ハマスホイ呼びのほうが原語に忠実な響きのように思う。

さて、その画家のハマスホイとこの花瓶のハマスホイはどういう関係なのか、気になるじゃないか。

ケーラーの商品説明にはこのように書いてある。

著名なアーティストであるスベン・ハンマースホイの20世紀初頭の芸術品からインスピレーションを受け、デザインされました。ハンマースホイはケーラーに最も長く携わり、数々の作品を生み出しただけでなく、技術継承にも力を入れるなど、ケーラーに大きく貢献した人物で、ブランドロゴの「HAK」もデザインしています。

スベン???

ヴィルヘルムじゃないの??

しかも、ケーラーに貢献した人物??

画家じゃない??

 

というわけでスヴェン(Svend Hammershøi)について調べた。

en.wikipedia.orgm

またwikiですみません。。

これを読むと、ヴィルヘルムの弟がスヴェンで、陶芸に力を注ぎ、ケーラーに貢献した人物あることが分かった。

ま、弟であるならなおさら、呼び方は兄と同じ「ハマスホイ」でよいだろう。

そしてこの花瓶は、「スベンの作品からインスピレーションを受けてつくられた」ということらしい。すなわち、スヴェン作ではなく、後世に別のデザイナーが作った花瓶であるということだ。

ようやく、花瓶の成り立ちが分かったので、安堵したような気持ちになった。一方で、当初、あの画家のハマスホイと関係あるのかと期待していた気持ちは宙ぶらりんになってしまった。画家の弟の作品にインスピレーションを受けて名付けられた後世の作品。いや、関係しているけど、結構遠い関係だな、と思った。関係ないわけではないが。

話は脱線するが、ハマスホイ展をはじめとして、美術館のグッズ制作をする株式会社east。

themuseumsshop.com

east-inc.co.jp

いつもこだわりの強いミュージアムグッズを出すので好きだ。オンラインショップでは、権利の関係か分からないが、展覧会独自のグッズは置いてないように見える。

Scopeの雰囲気が好きな人が気に入りそうだと思う。(Scopeほど商売に長けてはなさそうだが…)

またeastについては個別に紹介したいと思っている。

さて。

ハマスホイ」と名付けられた花瓶について。

今回はこの一番小さいサイズを選んだ。ケーラーはオマジオという、ジョジョの敵キャラクターのような名前のシリーズのほうが有名だが(オマジオではなくホルマジオ)、ハマスホイのほうが好みだった。

今は、ビバーナムティナス を飾っている。

pastelmade.exblog.jp

 

それはそうと、今この記事を書きながら、行こうと思っていた展覧会に行きそびれていたことに気がついたのでもうこれ以上書く元気がなくなった。

だからおわります。

その布 ミナペルホネン

ミナペルホネンが覚えられない。ミナ、までは自信を持って言える。その後がだめだ。なんか、ンがついたな、とは思う。もしも人と話すときにミナペルホネンの話をしたくなったときどうするか?それはもちろん、「ミナがさー」と言うに決まっている。あるいは「皆川さんがさー」でも良い。間違ってもミナペルホネンの正式名称を忘れたことは悟られてはいけない。相手がミナって何、となったらどうするか。それは、「えーと、あ、画像見たら分かるかもしれない」と言いながら検索すればよい。「ミナ 北欧」「ミナ タンバリン」これで何かは検索に引っかかるだろう。そこで、画像を見せながら「あ、これこれ、ミナペルホネン」と言えば完璧だ。もう忘れたことはばれようがない。もしスマホを持っていていなければどうするか。「ミナふぇるふぉんん」。そんな感じで語尾を誤魔化せばいいだろう。だいたい伝わるはずだ。ほんと、ペルホネンってなんなんでしょうか。ミナの上のほうについてる点々は何。何語。ミナぺルホ…、ホネ?ペルーの骨、って覚えればいい?そんな切羽詰まったゴロ合わせ受験生みたいな真似はしなくていいですか。そうですか。

ミナと私の出会いはいつだっただろうか。たしか、表参道で「家と庭」というカフェに行ったことは覚えている。私は無類のスープ好きで、このカフェのスープが飲みたいと思っていそいそ行ったのだった。店内は混んでいた。まだ密が許された時代だ。タンバリンプレートでスープを飲んだ。そこで、この器はいいな、と思ったのを覚えている。このカフェはプリンも有名だった気がするが、行ったときにはもう売り切れていた気がする。よって私が食べたのはスープセットのみだった。

tabelog.com

その後、併設されたミナのお店にも入った。そのとき店内にあったのは洋服が多かったので、ちらりと見て店を出た。スパイラルの一階で全く面白くもない展示を見て帰った。ぐるぐる回って鑑賞したが、面白くない作品は、いろんな角度から見ても面白くないのだった。

その後、都現美でミナの展示があると知った。そのとき、私はまだミナにあまり興味がなかった。今思うともったいないことをした。行っておけばよかった。都現美があんなに駅から遠くなければ行っただろう…、行けばよかった。

ステーションギャラリーのアアルト展には行ったのだ。これは素晴らしかった。この展示をきっかけに私の家のチェアとデスクが決まったと言っても過言ではない。まだ書いたことはないように思うが、Artekの90AとChair 69を使っている。両方バーチだ。

話は脱線したが、また元に戻そう。スパイラルのギャラリーのようにぐるりとまわろう。ミナ、ミナのことだ。

表参道のカフェ、都現美、といったところで見かけ、ミナはなんとなく気になる存在だった。しかし、家具や食器を調べ、北欧に惹かれ出してから、より一層ミナは気になる存在になったのだった。スツールの生地をミナに張り替えた。デイベットソファの生地をミナに張り替えた。タンバリンプレートを使っておやつ。イッタラとミナのコラボ。北欧のハッシュタグを辿ると、ミナはどこにでも現れた。蝶、うさぎ、タンバリン柄。ミナ、ミナ、ミナ。あれもミナ、これもミナ。みんな、ミナ。マリメッコがファブリックの女王なら、ファブリックの王はミナペルホネンか。

上質、ていねい、シンプル、ミニマリスト、ヒュッゲな北欧ライフを送りたい人は、まずは身のまわりのありとあらゆる布をミナペルホネンに張り替えろ。マリメッコでもいい。間違ってもミナペルホネンの正式名称を忘れるなんてことはあってはならない。もっとシスの精神で努力しろ。以上。

不要不急の爆発は控えてください

9月のことだった。私がもうじき家に着くと連絡すると、配偶者は駅まで迎えに行くと言った。長いエスカレータを抜けると改札。小さい出口だからどこに居るのかすぐに分かった。目が合う。手は振らないが、どちらともなく小さく頷いた。

歩きながら夕飯は何にするかについて話した。お米は冷凍したものがあるが、ほかはとくに用意がないとのことだった。近くのスーパー、サミットで何か買って帰ろうかという話になり、その方向を目指した。

サミットに着き、総菜を選ぶ。焼きイカがおいしそうに見えたので、かごに入れた。配偶者はからあげの軟骨を選んだ。とくに野菜はなくてもいいか、という気がしてそのままレジへ向かう。

上階のニトリはもう閉まっているが、サミットは夜遅くまでやっている。そのため、総菜も割引になっている物は少なく、むしろ「午後〇時に作りました」とできたてを売り出している商品も多かった。配偶者が昔に住んでいた地域では、夜遅いと総菜が安いのだが、サミットは思ったよりも安くなってなかった、と言っていた。私も同感だった。

家に着き、手を洗う。冷凍ご飯を温める。次は総菜を温めることにした。

イカも軟骨も同じ皿に盛り、電子レンジに入れる。電子レンジのターンテーブルが回る。もう今日は疲れた。ごはんを食べて、お風呂に入ったらもう寝たい。

そんなことを考えていたときだった。ボンッという爆発音がした。さらにもう一度。ボンッ、と音がする。音は電子レンジからだった。あわてて一時停止する。

電子レンジのドアを開けると、イカが爆発していた。イカは細かい破片となって飛び散り、辺り一帯ににおいを充満させていた。

イカは爆発する。電子レンジに入れてはいけない。そんなことは知らずにこれまで生きてきてしまった。これは有名なことなのか?私も配偶者も知らなかった。

やっぱりここでも私たちは検索してみた。そして、どうやらイカが爆発するのはそれなりに有名なようだ、と結論づけざるをえないほど、検索結果が見つかった。

しかしイカは、爆発したものの、原形を残していた。そこで私たちは、爆発から生き残ったイカを食べることにした。台風でも木から落ちなかったりんごを「落ちないりんご」として受験生に売り出したという話を聞いたことがある。爆発から生き残ったイカも、そんな風に売り出すことができるだろうか。「爆発しないイカ」。爆発しそうな人に需要があるかもしれない。願掛けで爆発しない食べ物が欲しかったんだよね、となるだろうか。ならない気がする。なぜなら、大抵の食べ物は爆発しないからだ。それに、爆発しそうな人の需要が見込めないからである。

イカも軟骨も美味しく食べることができた。しかし、飛び散ったイカの臭気を嗅ぐ度に、私たちは爆発させてしまったという罪悪から逃れられることはできないことを思い知った。メメントイカ。(イカを忘れるなかれ。)

しかしイカよ。爆発する必要は本当にあったか?私たちはお前のせいで臭いに苦しんでいる。掃除はしたが翌日のパンもどこか臭いが残っていた気がする。爆発させたのは悪かった。君だって、電子レンジの中で爆発するくらいなら、檸檬を見習って丸善で爆発したかっただろう。しかし、君は電子レンジで爆発する道を選んだ。それもまた君の中では道理のあることなのだろう。そう思ってはみるものの、電子レンジのにおいがとれないんだ。助けて…。

余は如何にしてカレーライスを焦がし乎

私が書こうとするのは、私がいかにしてカレーライスを失敗しようとしたか、であって、なぜなったかではありません。

カレーライスという、失敗しない手料理の代名詞とも言えるメニューをどうやって失敗するのか?と疑問に思われるかもしれませんが、これを読めば、誰でも簡単に失敗ができます。

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試供品よ こんにちは

今の部屋に引っ越した翌日のことだった。私と配偶者は、手土産を持ち、隣接する部屋に挨拶してまわった。手土産は配偶者の好きな横濱ミルフィーユだ。何軒か周り、好意的に反応してもらえたが、上の階の住人は不在だった。

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